目眩くハングの魅力!哀愁と郷愁とエキゾティシズム、そして新たなるスピリチュアルのやわらかな光。
さてUK巡りは、楽し。そういえば、有名どころでまだ紹介していないグループがあった、 “ ポルティコ・カルテット ” 。
いきなり魅惑的な音色に気づくと思う。ガムランのようなスティールパンのような音だけど、これはハングというめずらしい楽器。ハングドラムとかハンドパンとも呼ばれる。ガムランもスティールパンもバチというかスティックで叩く打楽器だけど、ハングは手で叩く。スティール・パンをハンディ(まさしく)にしたような楽器だ。より、柔らかでしっとりした空間を作り出す。
ハングが引率する世界は、自ずとオリエンタリズム、エキゾティシズムを演出する。
このハングとアコースティック・ベース、そしてサックスが絡み独特の世界観を創っているのがポルティコ・カルテットの “ イスラ ” 。
郷愁と哀愁、そしてどこかスピリチュアルな空間。でも、もっとオーガニックで、いい意味崇高さまでいかないリラックスした柔らかな光をたたえている。
これから寒さが少しずつ増して、秋から冬へ向かってゆくそんな空気によくあうサウンド。
ジャズ、ミニマム・ミュージック、エレクトロニカ、それらの要素が融合され、そのうえにレディオヘッドに代表される現代的なメランコリックを纏った “ イスラ ”。オススメです。
Degree of
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Melancholy / メランコリー度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
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Bass, Arranged By – Milo Fitzpatrick
Drums, Piano, Marimba – Duncan Bellamy
Hang Drum, Percussion – Nick Mulvey
Saxophone, Electronics – Jack Wyllie
Viola – Jose Gandia
Violin – David Larkin, Mizuka Yamamoto
Cello – Greg Duggan