UK Jazz

Corto alto / Bad with Names / 2023年
コルト・アルト / バッド・ウィズ・ネームズ

UKジャズの新たなるライジング・スター、リアム・ショートル!
Liam Shortle, the new rising star of UK jazz!

Corto alto / Bad with Names / 2023年
コルト・アルト / バッド・ウィズ・ネームズ

Trombone, Guitar, Bass, Synths, Production – Liam Shortall
Drums, Percussion – Graham Costello
Tenor Saxophone, Flute – Mateusz Sobieski
Tenor Saxophone – Harry Weir
Guitar – James Mackay
Piano, Rhodes, Synths – Fergus McCreadie
Rhodes – Moss Taylor
Bass – Luca Pisanu
Violin – Aitken Seonaid
Violin – Katrina Lee
ViolaI – Patsy Reid
Cello – Alice Allen
Alto Saxophone – Norman Willmore
Violin, FX – Bernadette Kellermann
Trumpet, Flugelhorn – James Copus
Alto Saxophone –Mikey Butcher
Trumpet – Tim Quicke
Trumpet – Johnny Woodum
Flugelhorn – Joshua Elcock
Vocals – Savannah Joy
Bass – Gus Stirrat
Tenor Saxophone – Tommy Smith
Percussion – Esme Stewart
Guitar, Sampler – Mashu Harada

さて、きょうもUKジャズ。
“Corto alto” は、グループ名。これはまた、おもしろいバンド!

中心人物は、グラスゴー出身リアム・ショートル。
英国王立スコットランド音楽院を最年少の16歳で卒業後し、
スコティッシュ・ナショナル・ジャズ・オーケストラではトロンボーン奏者として活動。
多くのミュージシャンへの楽曲提供やレコーディング参加で活躍するマルチプレイヤー。

バンドというか、構成員からして立派なラージ・アンサンブル。
しかしながら、音の方はコンボっぽい。
ホーンセクションからストリングスまで多彩に使いながらも、
それほど重厚なアンサンブルではない。

クラブ・ジャズ、ヒップホップ、
ブロークンビーツ、エレクトロニカなどの影響があり、
UKらしさを備えながらもクラシックの素養もあるというか全体を通してエレガント。

音色使いやアンサンブル、リズムの組み立て、エレクトロな味付けなど、
全編にアイデアが感じられてワクワクする。

グレアム・コステロのドラミングが冴え渡り、
ピアニストのファーガス・マックリーディのピアノがまた肝。
リアム・ショートルとコルト・アルトの名は覚えておいて損はない。
今後の活躍が、ますます楽しみなUKのライジング・スター。

RELATED POST