サウス・ロンドンから新たなギター・ヒーロー、マンスール・ブラウン!
Mansur Brown, South London’s new guitar hero!
Mansur Brown / Shiroi / 2018年
マンスール・ブラウン / シロイ
Guitar, Bass, Written-By, Producer – Mansur Brown
きょうは、ひさびさ≪ 現代ジャズドラマー列伝 ≫ を離れて、
活きの良さそうなギタリストを紹介。
UKジャズ、サウスロンドン・シーンからマンスール・ブラウン。
こちらのアルバムとか、
こちらのアルバムにも参加してた注目株。
アルバム自体の印象は、アンビエントな空気をたっぷりと感じさせながらもファンク、あるいはR&Bの匂いのする図太いグルーヴのサウンド。
サウス・ロンドンの先輩ギタリスト、トム・ミッシュの影響も感じさせながらも、
よりグシャグシャ、キシャキシャ( ?!)なエフェクティブなプレイで、
独自の空間を創ってゆく。
もちろんUKならではの、ディープなクラブ・サウンドの伝統直下な感じだけど、
より、捉えどころの難しい残像感と浮遊感が色濃い。
クールかつエモーショナルだ。
かなり野太いベースも本人が弾いているらしいけど、
詳しいクレジットが見つからないので不明。
ひょっとして、かなりの部分を本人がやっている可能性が高い。
(知ってる方いたら、ご一報を)
間違いなくヒップホップ・ネイティブのジャズ。
ローファイな荒さを感じるつくりながらも、
不思議とエレガンスを感じさせるのはセンスのたまものか。
ジミヘンのような荒ぶるプレイの後には、
天上の音楽のような美しさも感じさせてくれる。
またひとりUKジャズに目を離せない逸材!