2020年の20枚!

Nels Cline / Share The Wealth / 2020年
ネルス・クライン / シェア・ザ・ウェルス / No,3022

免疫力アップ!体温が確実に1.2度アップするサウンド。
インディ・ロック+フリー・パンク・ジャズ+メディテーション+ハード・ボイルド=ネルス・クライン

Guitar – Nels Cline
Drums – Scott Amendola
Saxophone – Skerik
Bass – Trevor Dunn
Piano, keyboards – Brian Mersella
Percussion – Cyro Baptista
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆
Meditation / メディテーション度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

さて、今日もギタリストでいこう、鬼才ネルス・クライン2020年の最新アルバム。

ネルス・クラインは、1965年生まれのヴェテラン・ギタリスト。
ジャズ、オルタナティブ、ロック、音響派、パンク・ジャズなど、普通ではない界隈おもにアヴァンギャルドな活躍で有名な、まさに鬼才。

オイラも日頃はちょっと取っつきにくい音楽としてあまり親しんでいないけど、このアルバムの冒頭には、とてつもなく心を熱くするものがあった。

冒頭の2曲がとにかくすごい!

1曲目で、確実に体温が上がる。
重厚なジューズハープ(口琴:西部劇とかの効果音でビィヨ〜ンて鳴るヤツ)が鳴り響き、クラインのギター、ブライアン・マーセラのエレピ、スケーリックのサックスが咆哮する。全身がマジざわつく。

そして2曲目では、静かに来たなと思いきや次第に盛りあがり、最終的には嗚咽を漏らすくらいに魂がふるえる。

ま、それ以降はちょっとクールダウン。
しかしアンビエントと静寂、4ビートパンク、ウェスタンなハードボイルドが交錯し、あたかも尖った映画のサウンドトラックを聴いているような様そう。

切なくて凶暴で、怪しくて美しい。
無茶苦茶デカいスピーカーで、もちろん爆音で聴いてみたいアルバム。

ちなみに、↓ こちらの動画のディレクションは、ネルス・クラインの妻、チボ・マットの本田ゆか、泣くよさ。

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