マルティーノの魅力炸裂、ハード・コアなコンテンポラリー作品。
A hard-core contemporary work bursting with Martino’s charm.
Pat Martino / Think Tank / 2003
Guitar – Pat Martino
Bass – Christian McBride
Drums – Lewis Nash
Piano – Gonzalo Rubalcaba
Tenor Saxophone – Joe Lovano
≪ レジェンダリー・シリーズ ≫ パット・マルティーノの巻、
No.011は正統派、直球ど真ん中ストレート156km。
マルティーノのリーダー・アルバムで2003年の作品。
もうね、メンバーが凄い。
まず、サックスがジョー・ロバーノ、
ピアノがゴンサロ・ルバルカバ、
ドラムがルイス・ナッシュ、
そしてベースがクリスチャン・マクブライドという布陣。
メンツ買い出来るでしょこれ。
これがね、なかなかの名盤。
マルティーノのクールで都会的で、
メカニカルで、めちゃくちゃハードボイルドな魅力が炸裂してる。
オイラが、あまり得意ではないルバルカバが、意外だったけど相性がいい。
いい仕事してるというか、ルバルカバの参加作品の中でもピカ一な気がする。
そして、ドライすぎて退屈にならないのは、マクブライド&ナッシュの仕事。
とくにマクブライドのメロディ感覚が適度に空気を和ませてくれる。
ファンキーではなく、あくまでド・コンテンポラリー。
そしてコルトレーンの “Africa” は、めっちゃ力入ってるし。
2000年代のマルティーノの傑作として、まちがいなしの1枚!