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David Gilmore / Numerology – Live At Jazz Standard / 2012
デビッド・ギルモア / ヌメロロジー – ライヴ・アット・ジャズ・スタンダード / No.3195

変拍子、あるいはリズムの仕掛け満載なM-BASE出身ギタリスト デビッド・ギルモアの魔術的なアルバム。
This is a magical album by David Gilmore, a guitarist from M-BASE, full of odd time signatures and rhythmic tricks.

David Gilmore / Numerology – Live At Jazz Standard / 2012

Guitar – David Gilmore
Alto Saxophone – Miguel Zenon
Bass – Christian McBride
Drums – Jeff “Tain” Watts
Percussion – Mino Cinelu
Piano – Luis Perdomo
Voice – Claudia Acuña
Producer – David Gilmore
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Melancholy / メランコリー度 ☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆
Spiritual / スピリチュアル度 ☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

きのうのロン・ブレイク ” ソニック・トニック ” 聴いてたら、最近ギターもの聴いてない気がしてきた。
ということで昨日のアルバムでも活躍してたデビッド・ギルモア、2012年の作品を。

このジャケット・デザインからしてイケてる。
なにかよからぬ(いい意味で)予感がするよね。

ヌメロロジー(数秘術)というタイトルからして魔術的な感じがするし、
このデザインは、それに加えてミニマル・ミュージックあるいは非常に変態的なサウンドを想起させる(いい意味で)。

メンバーはサックスがミゲル・ゼノン、ベースはクリスチャン・マムブライド。
ドラムがジェフ・ティン・ワッツ、ピアノのルイス・ペルドモ。
それに、パーカッションのミノ・シネル&ヴォイスのクラウディア・アクーニャという布陣。

マムブライド × ジェフ・テイン・ワッツという組み合わせにはワクワクしか感じないし、それにラテン系の手練が加わって悪いワケがない。

思ったとおり1曲目から、完璧なリズム隊とゼノン&ペルドモのサポートのうえでギルモアの変態ギターが炸裂している。ウネウネと魔術的なギターが続く。

あれ、今、何曲目だっけ? 1曲目こんなに長かったっけ?
て思った時には、もう4曲目だったりして、オイラにとっては、まさに魔術的サウンド。
(いちぶほぼ繋がってる)

難をいえば、マムブライドのベースがちょっと重すぎというかいつものような覇気がない。
マムブライドにも死角は存在するのか!て感じでそれも新鮮。

逆にミゲル・ゼノンあるいは、ピアノのペルドモ、ヴォイスのクラウディア・アクーニャは、ギルモアとの相性がバッチリだ。

曲順ごとに3拍子、4拍子、5拍子、6拍子、7拍子、8拍子、9拍子と変化していってるらしいけど、そこまではオイラは把握しきれず、残念。

ただリズムに対しての仕掛けが半端ないことだけはよく分かるし、そこら変が非常におもしろい。
さすがM-BASE出身のデビッド・ギルモアだ。
コンテンポラリー好き、M-BASE好きなら、まずハマる1枚。




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