Jack DeJohnette

Steve Kuhn / Trance / 1975
スティーブ・キューン / トランス / No.3224
Legendary Series / Jack DeJohnette
レジェンダリー・シリーズ
ジャック・ディジョネット / No.001

「現代最高」という冠のつくドラマー、ジャック・ディジョネット。
その輝かしき足跡と枯れることなきクリエイティビティ! / レジェンダリー・シリーズ
Jack DeJohnette, the drummer with the title “the best of our time”.
His brilliant footprints and unquenchable creativity! / Legendary Series

Steve Kuhn / Trance / 1975

Piano, Electric Piano, Composed By – Steve Kuhn
Drums – Jack DeJohnette
Bass – Steve Swallow
Percussion – Sue Evans
Producer – Manfred Eicher
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

先日の宣言どおり、2000年以前のアルバムにもときどき触れてみたい。
題して ” Legendary Series ” まずは、Jack DeJohnette からスタート。

なぜジャック・ディジョネットを取り上げるのか、
理由は、

その①、もちろんオイラが、ジャック・ディジョネットのドラミングが大好きだから
その②、レジェンダリーな存在でありながら現在なお現役でクリエイティブな活動は驚異的だから

ということになる。

まず①だけど、
そのドラミングの技術的な側面はオイラには解説できないけれど、なんといってもその音に魅了されるから。
硬質でクリアで、常にサウンド全体をリードするシンバル・レガート。自身でもピアノを演奏する影響か、リード楽器との空間を美しく埋めてゆく繊細なタッチ。かと思えばすくみ上がるほどの非常にパワフルなプレイ。

それから②だけど、1942年生まれのディジョネット。
1968年にトニー・ウィリアムスの後任としてマイルス・デイヴィスのグループに参加し ” ビッチェズ・ブリュー ” や ” オン・ザ・コーナー ” などの歴史的名盤を残したこと、ビル・エヴァンスとのピアノ・トリオで名盤を残したこと、ECMでの自身のリーダーアルバムほか幾多の名盤での活躍。それからなんといってもキース・ジャレットのトリオでの数え切れない名演。まさに王道中の王道をひた走る活躍。いまや80歳に手が届こうという年齢ながら信じられないような創作活動とリーダーシップには脱帽するほかない。

まさに、ジャズ界の鉄人衣笠祥雄(いや格としては逆だけど)的安定感と安心感。
ふとしたときにディジョネットの音が恋しくなる、そんな存在だ。

とか言いながら、1枚目に紹介はリーダー作ではなく1975年のスティーブ・キューン作品。
この1枚だけで、オイラのディジョネット好きは理解してもらえると思う。

オイラにとってジャック・ディジョネットのドラムは、常に trancy な魅力に溢れてる。

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