Saxophon player's albums

イマニュエル・ウィルキンスの師は アンブローズ・アキンムシーレ そしてジェイソン・モラン、硬派一直線!

Immanuel Wilkins / Omega / 2020年
イマニュエル・ウィルキンス / オメガ / No,2240

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もう1発、ブルー・ノート・レコードから弩級のアルバムを!

22歳のサックス奏者イマニュエル・ウィルキンスのリーダー・デビュー・アルバム。
いきなりブルー・ノートからデビューなんて、それだけでも凄い。

彼のブルー・ノートでのレコーディング・デビューはこちら ↓

www.jazzdogs.bar

こちらも若き天才、ヴィブラフォン奏者ジョエル・ロスとの共演。こちらも素晴らしい。

このアルバムは、

この作品は20世紀の公民権運動から、今まさに社会問題になっているBlack Lives Matter運動へと連なる米国社会の複雑な問題に対するこの若きサックス奏者の感情の吐露だ。

 かといって怒りにまかせた表現の楽曲ではなく、むしろ慈愛と美しさを感じさせる作品となっている。1曲目、2曲目とガツンときて、そのあとは美しいバラードが待っている。

ブラインドで聴いたら22歳の若者が演奏しているとは思えないような出来ばえ。もちろん目一杯吹ききってる曲もあるけど、優しさや歌心への執着を感じさせるような曲もある。

メンバーは、ベースのダリル・ジョンズ(あの大物ベーシストは、Jonesだ)、ピアノのミカ・トーマス、ドラムのクウェク・サンブリー、いずれもウィルキンスと同世代の注目株。バンドとしてのまとまりも申し分ない。

現時点で持てるものを全て出し切った感半端なく、一種のすがすがしさまで感じられ、バンドとしての新しい何かを創造しようという意志みたいなものがハッキリ感じられてとても気持ちがいい。

いやはや元気な若者の登場は、ホントにうれしいものだ。

Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Alto saxophone – Immanuel Wilkins
Piano – Micah Thomas
Bass – Daryl Johns
Drums – Kweku Sumbry


Immanuel Wilkins – Omega


Immanuel Wilkins – The Dreamer

Omega

 

Omega

  • イマニュエル・ウィルキンス
  • ジャズ
  • ¥1935
Omega

 

Omega

 
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