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金澤英明、石井彰、石若駿のトリオで「Nefertiti」


Boys featuring SHUN  /  2015年
金澤英明,石井彰,石若駿  /  ボーイズ:フューチャリング・シュン  /  No.0055

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ジェリー・ゴンザレスの「Nefertiti」そして、
ひさびさ聴いたマイルスの「Nefertiti」がよかったので、
「Nefertiti」を演ってるいろんな人のを休日中聴いていた。

本家ウェイン・ショーターにハービー・ハンコック。
チック・コリアにマーク・ターナーにラリー・コリエル。
意外とみんな普通だった。

いや普通は失礼か。
素晴らしい演奏揃いなんだけど、
ジェリー・ゴンザレスのように「Nefertiti」に新たな息吹を注入するような
画期的なものは、そうなかった。
ま、スタンダードをやるような感じ。
チック・コリア盤が、オイラにはおもしろかったかな。

そして「Nefertiti」は現代ジャズに近いと言った以上、
最も期待したのは、ロバート・グラスパーが率いて作られた
映画「マイルス・アヘッド」のオリジナル・サウンドトラック。
現代ジャズを代表するどんな変態ドラマーをグラスパーが当ててくるのか ?!
と期待したら、サントラに入ってたのは、
マイルス・オリジナル・バージョンだった、ガクッ。

ま、そんなこんなで前振りが長くなったが、
ジャパンの気になる一枚を紹介。

このアルバムは、石若駿(Drums)の藝大卒業を記念して作られた。
金澤英明(Bass)、石井彰(Piano)、石若駿の継続的なトリオを中心に、
トランペッター類家心平、ギタリスト井上銘、 ピアニスト高橋佑成などのゲストを招いている。

featuring SHUN ということで、「Nefertiti」と言う選曲は ◎ なのかな。
石若駿と井上銘のギターがあばれる曲になっている。

石若駿は、オイラも好きな新時代ドラマー。
1992年札幌市生まれ。

2004年、日野皓正クインテットライブにゲスト出演。
2006年、日豪交流派遣事業の一環でシドニー・オペラハウスにて演奏。三笠宮寛仁親王主催「愛のコンサート」に日野皓正、渡辺香津美、山下洋輔らと出演。
2007年、金澤英明(ベース)、石井彰(ピアノ)とトリオを結成
2008年、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校に入学。ボストン・バークリー音楽院よりバークリーアワードを受賞。
2009年、奨学生としてボストン・バークリー音楽院に留学。
2011年、東京芸術大学音楽学部器楽科打楽器専攻に入学。
2012年、フジテレビ放送アニメ『坂道のアポロン』の川渕仙太郎役としてドラム演奏、モーションを担当。
2013年、ミニアルバム『石若駿Trio The boomers – Live At The Body&Soul – 』をタワーレコード限定リリース。小澤征爾総監督「サイトウキネンフェスティバル」に大西順子と共に参加。
2014年、アメリカ合衆国のインディーレーベル・ブレインフィーダーのアーティスト、テイラー・マクファーリン単独来日公演のドラマーに抜擢。
2015年、東京ジャズに沖野修也率いるKyoto Jazz Sextetとして出演。リチャード・スペイヴン(ドラム)と共演。東京芸術大学音楽学部器楽科打楽器専攻を首席卒業。初のフル・リーダー作『Clean up』を発表。CRCK/LCKSを結成。
2016年、ブルーノート東京にてカート・ローゼンウィンケルを迎えた自己のトリオで出演。同年、PROJECT 67名義で東京ジャズにリーダー出演。
2017年、ジャズ・ピアニスト ジェイソン・モランのジャパン・ツアー 広島公演にて初共演。

3年前に大学出たばっかり。
なのに、すでにジャズ界ではその名が知れ渡ってるという俊英。
今後がますます楽しみな逸材。

超多忙、あっちこっちからオファー来まくり、仕事しまくってる。

www.shun-ishiwaka.com
この「Nefertiti」でも奔放に叩きまくってるけど、
ちょっと録音がグシャッと明瞭に聴き取れないところありなのが残念だ。

Bass – 金澤英明
Piano – 石井彰
Drums – 石若駿
Trumpet – 類家心平
Guitart – 井上銘
Piano – 高橋佑成

Boys (feat. SHUN)

 

Boys (feat. SHUN)

  • 金澤英明 石井彰 石若駿
  • ジャズ
  • ¥2250
Boys featuring SHUN

 

Boys featuring SHUN

  • アーティスト: 金澤英明,石井彰,石若駿,類家心平,井上銘,高橋佑成
  • 出版社/メーカー: Studio TLive Records
  • 発売日: 2015/04/04
  • メディア: CD
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