Saxophon player's albums

Camille Thurman / Inside the Moment / 2017
/ カミール・サーマン / インサイド・ザ・モーメント / No.4187

ヴォーカル&サキソフォンの二刀流、カミール・サーマン見参!
Vocalist and saxophonist, two-way player Camille Thurman!

Camille Thurman / Inside the Moment / 2017

Tenor Saxophone, Vocals – Camille Thurman
Bass – Ben Allison
Drums – Billy Drummond
Guitar – Mark Whitfield
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Degree of
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

本日は、先週紹介のクリスチャン・マクブライド・ビッグ・バンドのアルバムで、ギターを弾いてたマーク・ウィットフィールド参加アルバムから。

ヴォーカル&サックス奏者、そして作曲者としても頭角を現しつつあるカミール・サーマン2017年のアルバム。二人の他は、ビリー・ドラモンドのドラム、ベースのベン・アリソンというカルテット構成。

のっけからいい調子。
なんというか「ザ・ライヴハウス・レコーディング」な空気感にやられる。

じつはこれ、ワンマイク録音。
チェスキー・レコード独自のバイノーラル・ヘッド録音システムを使って録音されらしい。

なにかアート・ブレイキーのライヴ・アルバムを聴いているかのような錯覚に陥るような気持ちよさ。まさにライヴハウス体験をしているかのようだ。

カミールは、サックスとヴォーカルを交互にやるので、
これがまた、いいバランスで聴きやすい。

そして、マーク・ウィットフィールドの個性あふれるギターが、このアルバムでは大きく貢献している。このヒトこんなエフェクター使いもするんだという驚きもあるけど、やはりピッキングオンリーなスタイルは変わらず、彼女の選曲に非常に良くマッチしたプレイで盛り上げる。

サーマンの生々しいサックスの音色は、確信をもって自身のラインを突き進む。
そして俊敏でよく転がるスキャット、ツヤがあって表情豊かな歌声。

ライヴの楽しさが十二分に伝わってくる。こんなライブ誰だって体感したい。
シンプルでストレートで美しいものは、強い。
ビルボード・ジャズ・チャートでも上位に上り詰めた満足度。

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