Richard Spaven

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Richard Spaven / リチャード・スペイヴン / No,007 / 週末コンフォート

スタイリッシュだけど、わずかな陰り愁いを含んだ都会の風景。
Stylish but with a slight shade of melancholy, the urban landscape.

Stuart McCallum / City / 2015年
スチュアート・マッカラン / シティ

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Drums, Electronics, Synth, Producer – Richard Spaven
Electric Bass – Robin Mullarkey
Guitar – Stuart McCallum
Keyboards – Sean Foran
Violin – Emma Sweeney

ジャンルを超えてリラックスをテーマに週末コンフォート。

このアルバムは、ギタリスト スチュアート・マッカランの作品。
ちょっと聴いてもらうとリチャード・スペイヴンの特徴的なドラムの音がすぐに分かる。

マッカランとスペイヴンは、お互いのアルバムに参加し合ってる。
仲いいんだろうね、創りだす音楽、指向が似ている。

浮遊感があって、淡々と流れる美しさ。
よく聴くと、小さな傷のようなものが織り込まれた短編集。
スタイリッシュだけど、ほんのわずかな陰り、愁いを含んで都会的。
これもシティ・ポップか、ジャンル分けの難しい作風だけど心地よい。

みなさま、よき週末を。

Richard Spaven / リチャード・スペイヴン
– 1974年、ロンドン生まれ –

イギリス・ロンドン出身のジャズドラマー。
ジョシュア・レッドマン、ヘロニウス・ファン・フリースウィク、ロバート・ミッチェル、クリス・ポッター、そしてグレゴリー・ポーターなど、多くの著名なミュージシャンたちと共演し、その特異な演奏スタイルと才能が高く評価されてる。
そのドラミングは、完璧に計算され構築され高密度。従来のダウンビートを避けシンコペーションとグリッチを多用、オンビートとオフビートを自在に操る多種多彩ぶりで、限りなく切れのいいサウンドでビートを牽引する。
まさしく、UKクラブ・ジャズ・シーンを象徴する存在として絶大な人気を誇る。

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