Gary Burton

Gary Burton Quintet / Whiz Kids / 1987
ゲイリー・バートン・クインテット / ウィズ・キッズ / No.4110
Legendary Series / Gary Burton
レジェンダリー・シリーズ / ゲイリー・バートン / No.006

2人の神童を伴ったゲイリー・バートン、ECM最後のアルバム。
Gary Burton, accompanied by two prodigies, last ECM album.

Gary Burton Quintet / Whiz Kids / 1987

Vibraphone, Marimba – Gary Burton
Bass – Steve Swallow
Drums – Martin Richards
Piano – Makoto Ozone
Saxophone – Tommy Smith
Producer – Manfred Eicher
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Latin Flavor / ラテン度 ☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

レジェンダリー・シリーズ ≪ ゲイリー・バートンの巻その6 ≫ 、
1987年の “ Whiz Kids ” です。

さて前回に引き続き、このアルバムは小曽根真のゲイリー・バートン・グループ参加第2弾。邦題が「神童」。

「神童」とは、小曽根真のことも指していると思われるけど、
もう1人、このクインテットに参加しているサックスのトミー・スミスのことを指している。

なんせ彼は、当時18歳。
チック・コリアの推薦でいきなりバートン・グループに大抜擢なのだ。

トミー・スミスが1曲、そして小曽根真が2曲提供している。
この若き2人の天才の力を得て、バートンも溌剌としたプレイを聴かせてくれる。
そして、それを支える盤石のリズム隊は、ベースのスティーヴ・スワロウとドラムのマーティン・リチャードだ。

美しさと爽やかさと、華やかなロマン薫る名盤ながら、
このECMらしくないアルバム2枚が続いたせいでか、
ゲイリー・バートンは、このアルバム以来ECMを去ることとなった。

美しいジャケットとともにECMの名盤として記憶に残る名作だ。

RELATED POST