Vibraphon player's albums

やはり木の響きは格別、マリンバの奥深い世界 / グウェンドリン・ディーズ

Gwendoly Dease / Beguiled / 2016年
グウェンドリン・ディーズ / ビガイルド / No,2043

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今日の一枚は、ベーシスト リンダ・オーの参加作品を漁っているときに見つけた一枚。

 
先週オイラ、インフルエンザで苦しんでたんだけど、高熱がひいたあともどうも体調が戻らない。喉が切れそうに痛いし、もともと偏頭痛持ちのアタマからは中程度の頭痛がずっと居座ってはなれない。ということで、今週はあまりハードではないサウンドでいきたい。

前置き長くなったけど、きょうはおもしろいアルバム。
グウェンドリン・ディーズは、マリンバ(木琴*注1)奏者。
それにリンダ・オーのベース(もうひとりロドニー・ウィタカー)とトロンボーンのウェストン・スプロットという組み合わせ。

マリンバのソロから始まり、マリンバとトロンボのデュオ。
そしてベースとマリンバのデュオ。
もちろんトリオでの演奏もあるけど、それは2曲のみ。

トリオ演奏は一応4ビート。でも全体的にジャズ臭の薄い作品。
チェンバー・ミュージック(室内楽)ぽくもあり、ノンジャンルな不思議なインストゥルメンタル。

木琴という“かわいい”言葉の響きとはうらはらな低音多めなマリンバの響き。マリンバにどんな種類があるのかちょっと分からないけど、低音域の充実したデカいセットにちがいない。グウェンドリン・ディーズは低音フェチ、だってさらにそれにベース&トロンボーンの組み合わせだもんね。

3曲めのベースとのデュオが、かっこいい。
なにか探偵もののドラマのサウンドトラックに使えそう。

ちょっと可能性というか、もっとおもしろい世界が広がりそうなグウェンドリン・ディーズのアルバム。

注1:正確には、木琴にはシロフォンとマリンバがあり。違いは難しいのでググってね。

Marimba – Gwendolyn Dease
Bass – Linda Oh, Rodney Whitaker
Trombone – Weston Sprott

↓  残念ながらソロの動画しか見つからず。バッハやってる!


Gwendolyn Dease, Percussion | Bach’s Cello Suite No. 2 | 2.13.2018

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