ゲーリー・バートン教授のご機嫌なヴィブラフォン・ジャズ歴史の授業。
Professor Gary Burton’s Fun Class history lesson on vibraphone jazz.
Gary Burton / Gary BurtonFor Hamp, Red, Bags, And Cal / 2001
Vibraphone – Gary Burton (Tracks: 1 to 10)
Xylophone – Gary Burton (Tracks: 11)
Marimba – Gary Burton (Tracks: 12)
Bass – Christian McBride (Tracks: 2 to 7, 9), John Patitucci (Tracks: 1, 8, 10)
Drums – Horacio Hernandez (Tracks: 1, 8, 10), Lewis Nash (Tracks: 2, 4 to 6)
Guitar – Russell Malone (Tracks: 3, 7, 9)
Percussion – Luis Quintero (Tracks: 1, 8, 10)
Piano – Danilo Perez (Tracks: 1, 8, 10), Makoto Ozone (Tracks: 1, 12), Mulgrew Miller (Tracks: 2, 4 to 6)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Latin Flavor / ラテン度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
レジェンダリー・シリーズ ≪ ゲイリー・バートンの巻その11 ≫ は、
2001年の “ For Hamp, Red, Bags, And Cal ” なり。
ジャズ好きなヒトだったら、このタイトルみたらピンとくるはず。
４人の先人、偉大なヴィブラフォン･プレーヤーに捧げられたアルバムだ。
４人とはもちろん、
ライオネル・ハンプトン、レッド・ノーヴォ、
ミルト・ジャクソン、カル・チャーダーということになる。
特にハンプトンとノーヴォは、ヴィブラフォン・ジャズのパイオニア。
そしてその演奏の幅に大きな進化をもたらしたジャクソン。
それに、ラテン・ジャズのチャダーという4人のスタイルを
バートン先生が楽しく教えてくれる。
過去の奏法を研究し尽くしたゲイリー・バートンだからこそ、出来る芸当。
そして、ベースのジョン・パティトゥッチ、クリスチャン・マクドナルド、
ドラムのホラシオ・ヘルナンデス、ルイス・ナッシュ、
ピアノのダニーロ・ペレス、小曽根真、マルグリュー・ミラー、
ギターのラッセル・マローン、
パーカッションのルイス・クインテーロという、
そうそうたるメンツが、バートン先生の意をくんで、
見事にジャズに歴史を再現して魅せてくれる。
特にラッセル・マローンの参加した3曲３,7,9曲目、
“ Move ” “ Back Home Again in Indiana ” “ Godchild ” では、
ドラムレスでの飛びきりのスウィングをベースのクリスチャン・マクドナルドとともに創りあげている、見事。
さて、ご機嫌ながらも勉強になるゲーリー・バートン教授のヴィブラフォン・ジャズの歴史の授業。あなたも受けてみては。
