Gary Burton

The Gary Burton Quartet With Eberhard Weber / Passengers / 1977 ゲイリー・バートン・カルテット / パッセンジャーズ / No.4099 Legendary Series / Gary Burton レジェンダリー・シリーズ / ゲイリー・バートン / No.004

はじめてパット・メセニーが、その存在感を大きくしめしたアルバム!
This is the first album where Pat Metheny made his presence felt in a big way!

The Gary Burton Quartet With Eberhard Weber / Passengers / 1977

Vibraphone – Gary Burton
Double Bass – Eberhard Weber
Electric Bass – Steve Swallow
Drums – Dan Gottlieb
Electric Guitar – Pat Metheny
Producer – Manfred Eicher
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

レジェンダリー・シリーズ ≪ゲイリー・バートンの巻その4≫ は、
1977年の “ パッセンジャーズ ” なり。

このアルバムは、パット・メセニー参加として知られるアルバム。
パット・メセニーはゲイリー・バートン・カルテットで、
この作品を含め3作品に参加している。

そして、これが最後の作品。
メセニーが加入した時には、すでにホランドのグループには、ギタリストがいた。
前2作では、2ギターでメセニーもそれほど全面に出てこない。

このアルバムで、メセニー・オンリーとなり、
しかも、全6曲中3曲がメセニー曲だ。

メセニー・カラーが前面に出て、これまでのバートンのアルバムとは、
明らかにカラーが変わってきている。

タイトルに “ With Eberhard Weber ” とあるように、
このアルバムは、ツイン・ベースでエバーハルト・ウェーバーを大きくフューチャーしたものだ。

もちろんウェーバーのベース・ソロは素晴らしいけど、今となってはメセニーのプレイと全体のサウンド・メイクの方に耳がゆく。
この時、メセニー若干23歳。繊細でメロディアスそして鮮烈。
バートンも、それに呼応するかのように自在に飛び跳ねる。

はじめてメセニーが大きく存在感をしめしたのと同時に、
バートンの音楽性が、
70年代のフォーク&ロック・テイスト路線からハッキリと舵をきったのをしめすアルバム。

もちろんバートン&メセニーだもん、悪いワケがない。
2人のサウンド構築もさることながら、
2人のプレイのデティールを注意深く聴けば聴くほどニンマリできるご機嫌な1枚。

RELATED POST