Piano Solo

ジャズピアノ界のショパンだって! 音聴けば納得。

Vadim Neselovskyi / Music of September / 2013年
ヴァディム・ネセロフスキー / ミュージック・オブ・セプテンバー / No,1031

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前回までジュリアード音楽院はじまって以来の天才ピアニスト、クリス・バワーズの参加作品を紹介してきたけど、
きょうはまた、音楽性が全然違う天才ピアニストの紹介。

ヴァディム・ネセロフスキー(憶えられないかも)。

ウクライナ出身の彼は生地のオデッセア音楽院に最年少で入学を許可されクラシックを学び、17歳でドイツに移るとすぐにジャズの魅力に引き込まれました。本格的にジャズを学ぶためバークリー音楽大学に入学し、卒業前にはパット・メセニーがプロデュースした大学のプロモーション用アルバムにコンポーザー、プレイヤーとして抜擢されています。

このアルバムは、ピアノの詩人 フレッド・ハーシュが全面プロデュースした究極のピアノ・ソロ作品 。

ピアニストというのは多かれ少なかれ大抵クラシック音楽を通過しているけど、
ここまでクラシカルなフレーズというか技法というか語法を、
ブチ込んで来る人も珍しい。

じっさい、ジョパン、バッハ、チャイコフスキーの曲も演奏してる。
その繊細で正確無比(たぶん)なフレーズの応酬に脳がクラクラする。


Vadim Neselovskyi plays his “Spring Song”


Vadim Neselovskyi — Birdlike (by Freddie Hubbard)

Music for September

 

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  • Vadim Neselovskyi
  • ジャズ
  • ¥1500
Music for September [輸入盤]

 

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