Vocalist albums

Gretchen Parlato / In A Dream / 2009年
グレッチェン・パーラト / イン・ア・ドリーム / No,3073

完全にジャズ・ボーカルが新時代に突入したことを告げたグレッチェン・パーラトのセカンド。ヴォーカルの可能性を大きく広げた1枚。

https://www.youtube.com/watch?v=D69aT-IFelQ

Gretchen Parlato / In A Dream / 2009年

Vocals – Gretchen Parlato
Vocals – Lionel Loueke (Track: 1, 3, 5, 8, 9)
Acoustic Bass – Derrick Hodge (Track: 2, 4, 6, 8)
Bass – Derrick Hodge (Track: 3, 7, 9, 10)
Drums – Kendrick Scott (Track: 2, 4, 6, 9, 10)
Electric Piano – Aaron Parks (Track: 4, 7, 9, 10)
Glockenspiel – Aaron Parks (Track: 6)
Guitar – Lionel Loueke (Track: 1 to 5, 7 to 9)
Organ – Aaron Parks (Track: 4, 6)
Percussion – Gretchen Parlato (Track: 7, 9), Kendrick Scott (Track: 2)
Piano – Aaron Parks (Track: 2, 6, 8)
Synthesizer – Aaron Parks (Track: 10)
Arranged By – Alan Hampton (Track: 6), Gretchen Parlato (Track: 1, 3 to 8, 10), Lionel Loueke (Track: 8), Robert Glasper (Track: 4, 10)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

今週は、グレッチェン・パーラト絡みを紹介してきたけど、本日は自身のセカンドアルバム “  In A Dream ” 。

これも、衝撃的なアルバムだった。
ファースト・アルバムは、ややもすると単なるボッサ・アルバム(ファーストということで知名度もなかったせいか、イージーリスニングとカテゴライズされたCDショップなどのサイトも見受けられた)と、捉えられがちだったけど、今作は選曲のバラエティから、よりコンテンポラリーな作品としてキチンと評価されるアルバムだろう。

なんといってもリオーネル・ルエケの存在感が際立っている。
ルエケは、そのギタリストとしての個性もさることながら、そのパーカッシヴなボーカルでパーラトを見事にサポートしている。

同じく楽器的な使い方をするパーラトのヴォイスとの親和性、相性はバッチしで2人のスキャットが絡むシーンは、このアルバムの見せ場となっている。

またこのアルバム、他のメンツも凄い。
アーロン・パークスが、ピアノそれにエレピも結構弾いている。デリク・ホッジのベース、ケンドリック・スコットのドラム。そしてアレンジでロバート・グラスパーも2曲参加している。

最初から最後まで、ヴォイス、アレンジ、アンサンブルの驚きと感嘆が尽きない名盤だ。

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