Drummer's albums

Antonio Sanchez & Migration / Lines In The Sand / 2018年
アントニオ・サンチェス & マイグレーション / ラインズ・イン・ザ・サンド / No,2310

ラインズ・イン・ザ・サンド / 自身のバンド、マイグレーションでのアントニオ・サンチェス怒りの第2弾!

Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
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Drums, Keyboards, Vocals, Composed By, Producer – Antonio Sanchez
Guitar – Adam Rogers
Bass, Electric Bass – Matt Brewer
Piano, Electric Piano, Synthesizer – John Escreet
Tenor Saxophone, Electronic Wind Instrument – Chase Baird
Vocals – Thana Alexa
Viola – Nathan Shram
Cello – Elad Kabilio
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昨日は、突発的にキース・ジャレット・トリオを差し込んだけど、またアントニオ・サンチェス繋がりにもどろう。

やっぱり、このアルバムを出さないワケにはいかない。
先週紹介したアントニオ・サンチェス & マイグレーション “ メリディアン・スイート ” でもまだ彼の怒りは収まらなかった。そんなこんなで自身のバンド、マイグレーションでのサンチェス怒りの第2弾!

何に怒ってるかって ?!
そりゃジャケットの壁を見りゃ一目瞭然。

しかし、しかし別に激しいだけのアルバムではない。
起伏、見せ場、バラッドを配した組曲的な1枚。完成度は高い。

全編ぼぼヴォーカルもの。歌詞があるのは1曲なんでヴォイスって呼んだ方がいいような感じもする。でも、ヴォイスって響きから想像される軽いコーラスみたいなものではなくバリバリに現代的なヴォイシング&高スキルなもの。聴かせてくれるタナ・アレクサは、前作より進化してるし素晴らしい、作詞も彼女だ。

彼女と絡むエレピ&ピアノのジョン・エスクリートと、ベースのマット・ブルーワー、そしてギターのアダム・ロジャースもまた素晴らしい。
一糸乱れぬアンサンブルとは、このこと。
緊張感と美しさ、そして迫る臨場感。

インプロビゼイションの比率は低いアルバムだけど、もはやこれがジャズだかどうだかも、もうどうでもいい。(100%ジャズのスキルで出来ていることは、間違いないのだが)

これは、緻密に構築された楽曲と、やはりサンチェスのドラミング(というか、彼のドラムの語りを)楽しむアルバムだろう。

新大統領に乾杯!

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