ビル・スチュアート&ラリー・グレナディアの鉄壁のリズム+ジョナサン・クライスバーグ、間違いなしのギター・トリオ!

Jonathan Kreisberg / Nine Stories Wide / 2004年
Guitar – Jonathan Kreisberg
Bass – Larry Grenadier
Drums – Bill Stewart
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Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
月曜日、メセニーの “ トリオ→ライヴ ” 、先週はジョン・スコの “ エンルート ” をギター・トリオの名作として取り上げたけど、そこで素晴らしいプレイを披露してるドラマーのビル・スチュアートの他のアルバムにも触れてみたい。
やはりギターのジョナサン・クライスバーグ。
これもトリオ演奏でベースは名手ラリー・グレナディア、悪いワケがない。
なんかジョナサン・クライスバーグってハズレなしな安心感がある。
このヒトのギターの音色、ピッキングの巧さ、惚れ惚れする。
渋く気怠い5拍子の “ Summertime ” でスタート。
2曲目あたりから軽快にエンジンが回り出し、3曲目では、踊り出したくなっている(いや、マジで)。
4曲目、優しいバラードでうっとりさせたかと思うと、ウェイン・ショーターの “ JuJu ” を浮遊感たっぷりに。
再びしっとり歌いあげたら、テクニカルな7曲目、そしてアンコール的に哀愁漂う “ Michelle ”、軽快で心地よいフレーズが印象的なラスト。
正統派、って感じの音色なのに、よく聴くと斬新。
そして高速フレーズでは、プログレ・バンドで培ったピッキングが際立つ、羊の皮を被った狼。
やっぱり、ジョナサン・クライスバーグにハズレなし。