Drummer's albums

Dafnis Prieto / About The Monks / 2004
ダフニス・プリート / アバウト・ザ・モンクス / No.4010

今やラテン・ジャズを代表するキューバ出身のドラマー ダフニス・プリート、2004年の鮮烈なデビュー・アルバム。
Dafnis Prieto, the Cuban drummer who now represents Latin jazz, released his brilliant debut album in 2004.

Dafnis Prieto / About The Monks / 2004

Drums – Dafnis Prieto (Tracks: 1 to 8)
Percussion – Dafnis Prieto (Tracks: 1, 4, 9)
Keyboards, Vocals – Dafnis Prieto (Tracks: 9)
Melodica – Dafnis Prieto (Tracks: 5)
Acoustic Bass – Hans Glawishnig (Tracks: 1 to 8)
Alto Saxophone – Yosvany Terry (Tracks: 1)
Electric Piano – Luis Perdomo (Tracks: 6)
Flugelhorn – Brian Lynch (Tracks: 4)

Piano – Luis Perdomo (Tracks: 1 to 5, 7, 8)
Producer – Dafnis Prieto
Shekere – Yosvany Terry (Tracks: 6)
Soprano Saxophone – Yosvany Terry (Tracks: 4)
Tenor Saxophone – Yosvany Terry (Tracks: 2, 5, 8)
Trumpet – Brian Lynch (Tracks: 1, 2, 5, 8)
Violin – Ilmar Gavilan (Tracks: 7)
Written-By – Dafnis Prieto
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Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Latin Flavor / ラテン度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

先週、今年度のグラミー・ベスト・ラテン・ジャズ・アルバム賞ノミネート作品ということで、ダフニス・プリートセクステット トランスパレンシーを紹介した。

すばらしい作品だったので、彼の過去作を探ってみた。
これは、2004年のデビュー作。若い、そしてなかなかいいオトコだ。

ダフニス・プリートは、キューバ出身のドラマー。
神保彰をして「ダフニスこそがアフロ・キューバン・ドラミングの将来を担う逸材」と言わしめた存在。
そして彼のデビュー・アルバムの脇を固めるのもキューバ出身の凄腕たち。

ベースのハンス・グラヴィシュニク、サックスのヨスバニー・テリー。
ピアノのルイス・ペルドーモ、トランペットのブライアン・リンチ、そうそうたるメンツ。

いきなり出だしからハイプレッシャーなサンバで始まるこのアルバム。
全曲オリジナルという強気なダフニス・プリートは、ドラミングだけじゃなく各方面に才能を発揮する。

全員が一丸となった演奏は、まったく飽きることなく通しで聴かせるけど、
正直、アルバムまるごとプリートのソロのような感じで、ドラミングを追っかけているだけでも楽しいご機嫌な1枚だ。

極度に高くチューニングされたドラム音が終始脳味噌を刺激してくれる、ポリリズムとラテン・ブラスのアンサンブル。寒い季節をこれで乗り切れ。

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