Saxophon player's albums

Charles Lloyd / The Water Is Wide / 2000
チャールス・ロイド / ザ・ウォーター・イズ・ワイド / No,4033

水のなかに静かな抒情が、淡々と美しく揺れる。
Quiet lyricism sways beautifully in the water.

Charles Lloyd / The Water Is Wide / 2000

Tenor Saxophone – Charles Lloyd
Bass – Larry Grenadier
Drums – Billy Higgins
Guitar – John Abercrombie
Piano – Brad Mehldau
Producer – Charles Lloyd, Dorothy Darr
Executive-Producer – Manfred Eicher
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

きのうは、デイヴ・ホランド絡みでゲートウェイの “ ホームカミング ” の紹介だった。
今週は、そこで主役だった人、ギターのジョン・アバークロンビーの参加作品をチョイスしてみたい。

このアルバムは、サックス奏者チャールス・ロイドの2000年の作品。
なんとメンバーがゴイスー。

ピアノが、ブラッド・メルドーで、
ベースが、メルドーの相方ラリー・グレナディア。
そして、ギターはジョン・アバークロンビーで、
ドラムは、ロイド同様レジェンド、ビリー・ヒギンス。

リーダーであるロイドのペースに合わせて、
終始全員が抑制の効いた静かながらも味わい深い演奏を繰り広げる。

メルドーのピアノも、いつものメルドー節とは違った趣をみせる。
これが、またけっこういい。

アバークロンビーのギターは、もっとも遠慮がちに美しく鳴らされる。
最年長であるヒギンスのドラムが、静かながらももっとも目立っているかもしれない。

タイトル曲は、幾多の名演で知られるスコットランド民謡 “ 悲しみの水辺 ” 。
ロイドのサックスの音色が、アバークロンビーのギターが、メルドーのピアノが、
沁みまくる。

空騒ぎをするでもなく、かといって暗く沈み込むでもなく、
水のなかに静かな抒情が、淡々と美しく揺れるような演奏。

春を待ちながら、寒さに耐える今日このごろによくあう音楽ではなかろうか。

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