第二次ブラッド・メルドー・トリオの幕開け。1曲目のレディオヘッドから名盤の予感! / 月曜日のブラッドメルドー

さて月曜日、世間は4連休なのですか?
オイラは、なぜか超ハード労働3日目ですヮ。
いかん、つい関係ないこと愚痴っちゃったすみません。
さて、先週の “ ハウス・オブ・ヒル ” よりリリースは先だけど、時系列としてはこちらが後。ドラムのホルヘ・ロッシィが抜けて新メンバー、ジェフ・バラードに替わっての1枚目。
まあ、言いにくいことですが、このアルバムいいです、凄く。
ジェフ・バラードのドラミングはどうなのか ?! 。
シンプルです。そしてそれがいい。
問題作 “ ラルゴ ”
で証明されたように、リズム隊をシンプルにした方が、よりメルドーのピアノの魅力が浮かび立つ。
ある意味、ホルヘ・ロッシィはメルドーに近い存在だった。常に鬱屈した態度(音楽的にね)、ジャズのドラミングへの疑問と挑戦。そういう意味で非常にメルドーと共感するところがあったのかと。
ただトリオのなかに2人も複雑な人、ややこしい人がいるとサウンドは混沌を避けられない。時として爆発的な何かを生みだすときもあるかもしれないけど、ややこしさ、もったりさ、そういったものが付きまといがちだ。
そこいくと、今度のトリオは非常に分かりやすいし楽しい。
そういうことなのかな。
10曲中、2曲がオリジナルで、あとカヴァー。
レディオヘッドにバートバカラックにビートルズ、ニックドレイクにポールサイモンと選曲もまた、楽しい。
ホルヘ・ロッシィには申し訳ないが、これ名盤。
“ Day Is Done ” というタイトル、ジャケットのひび割れた大地は、なんだか痛いけど美しい夕焼け(朝焼けかも)が輝いてる。
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Melancholy / メランコリー度 ☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
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Piano, Producer – Brad Mehldau
Bass – Larry Grenadier
Drums – Jeff Ballard