
第2次トリオとソロでの活動、このまま行っちゃうのかな〜と思いきや、いきなりの爆弾!マーク・ジュリアナとの衝撃デュオ作品 / 月曜日のブラッド・メルドー
じつはこのアルバムは、2回目の登場。
第2次トリオは安定の素晴らしさだけど、さらなる刺激というか何かこう爆発的なきらめきというか、弾けるパンションみたいなものを期待するワケですよ。ファンとは欲張りです。
しかし、こんなカタチで期待を裏切られるとは思っていなかった。もちろん、いい意味で。
全12曲中6曲がメルドー作で、6曲がデュオ作。
フェンダー・ローズとシンセを弾きまくるブラッド・メルドー。
カッコいいですな〜トランシー・ジャズとでも呼ぼうか。
これまでに聴いてきた、どんなジャズとも違うサウンドにドキドキする。
ブラッド・メルドーのソロももちろんおもしろいけど、左手部分あるいはメルドー奏でるシンセのベース・ラインが興味深い。日頃あまり聴かないパートというか、弾かないパートというか、もろジュリアナのリズムと呼応する部分。
なにか、メルドーの隠れた本音があるような気がして耳を懲らしてしまう。
無機質かつ激しいビートを叩き出すマーク・ジュリアナ。
そして、どんなにグルーヴに身をまかせ弾きまくってもクールなメルドーのソロ。それは、ピアノでのスタイルと全く変わることはない。
きっと電気的な処理を排したドラムとピアノの組みあわせでも、絶対におもしろいことになりそうな気がするユニットだ。
2人の斬り合いのような動画がまた、たまらなくスリリング。
このユニット、ほんとに観てみたい!
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Spiritual / スピリチュアル度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
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Drums, Electronics – Mark Guiliana
Synth, Piano, Voice,Fender Rhodes, Vocals – Brad Mehldau