Ulysses Owens Jr. / Unanimous / 2012年
ユリシーズ・オウエンスJr / ユナニマス / No,2226

きのうは、クリスチャン・マクブライドの秘蔵っ子クリスチャン・サンズだったけど、今日はもうひとりの秘蔵っ子ユリシーズ・オウエンスJrのリーダーアルバムを紹介。
クリスチャン・サンズと同じくこちらのアルバムや、
こちらのアルバムで、大活躍のドラマー。
シンプルでカッコいいジャケット(背景いい具合にボケてる)。
メンツは、まずトランペットにニコラス・ペイトン。
サックスは、ジャリール・ショウ。
トロンボーンにマイケル・ディーズ。
そしてピアノは、クリスチャン・サンズ。
とくればベース、クリスチャン・マクブライド。
3管+ピアノという贅沢な布陣。
間違いのないメンツでユリシーズのデビューをみんなで支えてる感じかな。
実質的なリーダーはクリスチャン・サンズってところだろう。
現代版ジャズ・メッセンジャーズというようなサウンド。
軽快で、美しいハーモニー、スリリング、かっこよし。
リーダーとして張りきって叩くユリシーズ。そして、それを支える鉄壁のマクブライド
周りのメンツも、俄然火がつく。マイルスの “ E.S.P ” とかむちゃむちゃいい。
やはりマクブライドが絡むと、レベルがポンと跳ね上がる。
最近、つまらない演奏と、おもしろい演奏の差について良く考えるけど、それはベーシストの力量に大きく依存する気がしてならない。
力量のみならず、録音が悪くてベースラインが聴きづらい場合とかもあるな。
ただでさえドラムや他の音にかき消されて拾いづらいウッドベースの音。ましてや難解なだけの掴めないラインは、楽曲全体をつまらなくする。
ま、マクブライドに外れなし、これほんと。
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆
Ensemble / アンサンブル度☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
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Drums – Ulysses Owens Jr.
Alto Saxophone – Jaleel Shaw (tracks: 1, 2, 5, 6)
Bass – Christian McBride
Piano – Christian Sands
Trombone – Michael Dease (tracks: 1, 2)
Trumpet – Nicholas Payton (tracks: 1 to 5)
Ulysses Owens Jr. Good And Terrible Unanimous 2012
Ulysses Owens Jr. Cherokee Unanimous 2012
Ulysses Owens Jr. E.S.P Unanimous 2012