IN COMMON 2 : Walter Smith III, Matthew Stevens, Micah Thomas, Linda May Han Oh, Mate Smith / 2020年
イン・コモン2:ウォルター・スミス3世, マシュー・スティーヴンス, ミカ・トーマス, リンダ・オー, ネイト・スミス / No,2189

きのうの “ イン・コモン ” に続き2020年リリースの “ イン・コモン2 ” の登場。
まず、このヒトを食ったジャケット・デザインに驚く。
今回5人中、中心のウォルター・スミス3世とマシュー・スティーヴンス以外の3人が交代した。
ヴィブラフォンのジョエル・ロスは、ピアノのミカ・トーマスに。ベースはハリッシュ・ラグハヴァンからリンダ・オーに。そしてドラムはマーカス・ギルモアからネイト・スミスに。
前回のジャケット

の3人の首をペタッと貼り付けコラージュしてる。マジか。
コロナ禍で撮影のため集まれなかった苦肉の策と思いたい……。
交代したリンダ・オーもネイト・スミスも大好きなんで期待大。
しかし、前作で接着剤的役割だったジョエル・ロスのヴァイブが無いのは痛いのでは、という不安も。
やはり、そのことを考えてか今回は、ピアノ、サックス、ベース、ギターいずれか、あるいは複数が特徴的なリフを繰り返す楽曲が多い。
それはそれでカッコいいが、前作のような自由度は若干狭まった。
そのかわり、ネイト・スミスのドラムの手数が増え、存在感が大きい。
そっちの楽しみは増した感じ。
ウォルター・スミス3世とマシュー・スティーヴンスの2人は、オイラそれほど日常的に聴いていないプレイヤーだけれど、1曲目の短めのデュオに表れているように、この2人の創りだす世界、そしてそれがさらに他のプレーヤーを巻き込んで拡がってゆく空間は楽しい。
もっか、本作と前作をあわせてオイラ、ヘヴィー・ローテンション中。
Degree of
Advance / アドバンス度 ☆☆
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度☆☆
Elegance / エレガント度 ☆
Ensemble / アンサンブル度☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
Trance / トランス度 ☆☆
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Tenor Saxophone – Walter Smith III
Guitar – Matthew Stevens
Bass – Linda May Han Oh
Drums – Nate Smith
Piano – Micah Thomas
‘Lotto’ from ‘In Common 2’ by Walter Smith III and Matthew Stevens
‘Provinces’ from ‘In Common 2’