Kurt Rosenwinkel Trio / Angels Around / 2020年
カート・ローゼンウィンケル・トリオ / エンジェルス・アラウンド / No,2135
さて、ひさびさカート・ローゼンウィンケルにいってみよ、最新作。
まったりとした6拍子で幕を開けるこのアルバム。
ちょっと拍子抜けなくらいジャズ回帰。
まあ、もともとジャズだけど、
“ リメディ ” のような激しさでもなく、
“ カイピ ” のようなブラジル路線でもなく、
比較的、コンテンポラリー・モダン路線とでもいうのか、
2曲目なんて、もろビバップやってて驚く。
どっちもなんか聴きおぼえのある曲だなと調べると、
1曲目はモンク、次がポール・チャンバース。
以下オリジナル交えてミンガス、ジョー・ヘンダーソン、ビル・エヴァンスとやってる。
カートは、結構弾きまくっているんだけど、全編ギターの音質が優しいヴァイオリンぽいのと、その流麗さゆえ、まったりとええ湯加減で気持ちいい。
それから、特にダリオのベースの動きがよく超絶ソロも聴きどころ、ギターとユニゾンのテーマもかっちょいい。
ドラムもかなり自由に動いてて、最小のトリオで十二分な実力を見せつけてくれる。
まったりめに聴こえるアルバムだけど、
大きな音で聴くとおお〜!と聴きどころ満載な名盤。
Degree of
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆
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Guitar – Kurt Rosenwinkel
Drums – Greg Hutchinson
Bass – Dario Deidda
Kurt Rosenwinkel Trio – Ugly Beauty (Angels Around)