Nir Felder / Golden Age / 2014年
ニル・フェルダー / ゴールデン・エイジ / No,1316
最近は、ギタリスト探偵と化してるオイラです。
いましたよ旦那、活きのいいのが!
ていうかね、AppleMusuic にこのアルバムがずっとなくて、
しびれを切らせてSpotifyのぞいたら、あっさりあったんです。
(参加アルバムは、何枚も紹介してるのよ)
ニル・フェルダーは、こんな人。
ニール・フェルダーは、これまでにエスペランサ・スポルディング、テリ・リン・キャリントン、ホセ・ジェイムス、ミシェル・ンデゲオチェロといったアーティストや、スタンリー・クラーク、ジャック・ディジョネット、ブラック・シープら敏腕ミュージシャンとの共演で知られてきた。爽やかなルックスもさることながら、2005年にバークリー音楽大学を奨学生として卒業。 在学中には「The Jimi Hendrix Award」を受賞するなど、実力の上でも2005年のデビュー以来、注目を集めてきた。およそ10年のキャリアを経て発表する自身初となるリーダー・アルバム。 アーロン・パークス(p)、マット・ペンマン(b)、ネイト・スミス(ds)といった、NYのジャズ・シーンで活躍する 同世代のミュージシャンと共に若々しいプレイを繰り広げている。
さて、初リーダー作のこのアルバム。
1曲目、2曲目と普通のポピュラーというか、これってジャズ ?! な感じ。
しかし、3曲目かあたりからニルは本性を出してくる。
ちょっと聴いたことないギタースタイル。
ありえないフレーズの嵐。
「え、一体何やってるの?」
「もうワケわかんない、この変態〜!」て感じ。
変態は、もちろん褒め言葉です、最上級の。
いいわ〜このひと。
ストラトキャスターでジャズをやるというところも好き。
弾いてる姿もロックぽいというか、よくそんな低いポジションで弾けるな〜と感心するほど。
手足が長いスパイダー体型というか、指も長くてきっとほんとに蜘蛛が動くように指が自在に動いてる感じ、なんか映画「蜘蛛の巣を払う女」を思い出した(関係ないが)。
かといって、演奏はきっちりジャズの中に収まってるし、
なんなら、どちらかというと全体的に爽やかめで聴きやすい。
ワケ分かんない幽玄の世界や、ノイズの世界にいっちゃわない。
速弾きのソロは飽きないし、もっと聴いていたいけど、そうそう弾きすぎないところがまた憎い。
好みだ〜ニル・フェルダーのギター、もっと弾いてくれ。
とうぶん、追っかけるよ。
Guitar, Producer, Written By – Nir Felder
Bass – Matt Penman
Drums – Nate Smith
Piano – Aaron Parks
Nir Felder – Slower Machinery (from “Golden Age”)