Piano Trio

(5 + 8 というか)13拍子 → 4拍子に変化する “ Human Nature ” は、現代ジャズの基礎知識。ここ試験に出ます!

Vijay Iyer Trio / Accelerado / 2012年
ヴィジェイ・アイヤー・トリオ / アッチェレランド / No,1301f:id:kingt4nikola:20191027154501j:plain

月曜日の、ヴィジェイ・アイヤーです、喝 !!!(自分に気合)

文句なしの名盤です。
(ただし初心者要注意?!)

 

なにもかもと凄いワケだけど、
とにかくリズムがすごいというかカッチョいい!

爆音に身を任せているとヒップ・ホップに聴こえてくるループ感がある。

よく “ ヒップ・ホップとジャズの融合 ” と言って、
ラップが乗っかった心地よいジャズがあるけど、
そんな生易しい・も・の・で・は・な・い。

ラッパー達がつくる最先端のトラックへの、
ジャズ側からの挑戦状というか、最終回答(終わりはないけど)というか。

00年代から詩人・ヒップホップ・アーティストのマイク・ラッドとたびたび共作しているヴィジェイならではの、ロバート・グラスパー一派とはまた違ったヒップ・ホップとの融合を成し得ている。

ドラムやベースのチューニング、音質まで、なんか、それを意識して作ってる気さえしてくる。

いつでも紳士然としたファッションに身を包んだヴィジェイからは、考えられないような過激さというかアヴァンギャルドさが、堪らん一枚。

マイケルの “ Human Nature ” が入ってることで、ちょっとだけ馴染みやすい気もするけど、それさえ(5 + 8 というか)13拍子 → 4拍子に変化するトリッキーさだ。
火傷必須のアルバムでっせ。

Piano, Producer – Vijay Iyer
Bass – Stephan Crump
Drums – Marcus Gilmore


Vijay Iyer Trio – Human Nature

Accelerando (Bonus Track Version)

Accelerando (Bonus Track Version)

  • ヴィジェイ・アイヤー・トリオ
  • ジャズ
  • ¥1650
Accelerando

Accelerando

 

 

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