Richard Spaven / Spaven’s 5ive / 2010年
リチャード・スペイヴン / スペイヴンズ・ファイブ / No.1098

ちょっとハードなヤツを立て続けにきめたんで、
ちょっと、違ったにおいのものを紹介。
大好きなドラマー、リチャード・スペイヴン2010年の
初リーダー作。
ホセ・ジェイムズの2010年作「Blackmagic」に参加し、
以来ホセ・バンドのコア・メンバーとして世界的な注目を集めた人。
ジャズ、ヒップホップ、クラブ・ミュージックを股にかけ、
一聴打ち込みかと思わせるクールなビートが特徴。
オイラの場合、彼のドラム音だけをずっと追いかけていられるというか、
身をまかせていられる。
あるいは動画だと、彼のドラミングだけをずっと見続けていられる。
なにか麻薬的な(時節がら危ないねダメ、絶対!)陶酔感がある。
このアルバム、冷静に考えると、あのジャズの流れを変えた
ロバート・グラスパーの「Black Radio」より2年早い。
なにか変革が起こるとき、
なんの繋がりもないところで同時多発的に同じようなことが起こる。
ぞくに、シンクロニシティと言うけど、
このアルバムは、大きな変革期に先んじた新しい萌芽だったのでは。
あらたなジャズのひとつの雛形になったのではないだろうか。
そんな気がする。
それはともかく、
オイラ酒飲むとき、リチャード・スペイヴンよく流してますね。
Drums – Richard Spaven
Keyboards – Vincent Helbers
Keyboards – Grant Windsor
SynthBass – Neil Charles
Bass – Robin Mullarkey
Electric Piano – Benet McClean
Guitar – Marc James
Vocals – José James
MC – DJ DooWop
Richard Spaven Live @Jazz re:freshed (Spaven’s 5ives launch party)