Gerald Clayton / Tributary Tales / 2017年
ジェラルド・クレイトン / トリビュタリー・テールズ / No,1055

ジェラルド・クレイトン、もう一枚。
1曲目、いきなりアグレッシブなリズムに驚く!
クレイトンのやる気、そうきたか。
ただ、全体としては前作とそう変わらない。
きほん管のハーモニーやユニゾンを活かしたアンサンブルが
美しく、流麗なモード中心だ。
ピアニストだけど、タッチは柔らかめで、
強烈なテーマやソロで迫るのではなく、リリカルというか耽美的。
アルバム全体が、組曲になっているようなテーマに沿っていて、
なにかスピリチャルな香りもそこはかとする。
クレイトン、髪型からは想像つかない(失礼)。
非情にまじめにメインストリームなジャズを追求してるんだな、
とヒシヒシと伝わってくるものがある。
とてもジャズ喫茶的一枚。
Piano, Producer – Gerald Clayton
Alto Saxophone – Logan Richardson
Tenor Saxophone – Ben Wendel
Baritone Saxophone – Dayna Stephens (tracks: 9)
Bassoon – Ben Wendel (tracks: 8, 10)
Bass – Joe Sanders
Drums – Justin Brown
Overtone Voice – Aja Monet (tracks: 8, 14), Carl Hancock Rux (tracks: 8, 14), Sachal Vasandani (tracks: 13)
Percussion – Henry Cole (tracks: 1, 10, 12, 13)
Percussion – Gabriel Lugo (tracks: 1, 10, 12 to 14)
Gerald Clayton – Tributary Tales Album Trailer
Gerald Clayton at Yamaha Piano Salon, “A Light/Lovers Reverie”