Donny McCaslin /Casting for Gravity / 2012年
ダニー・マッキャスリン / キャスティング・フォー・グラヴィティ / No,1038

ダニー・マッキャスリン続きます。
カッコいいジャケットですね、イラストってめずらしい。
まったく、ジャズらしくない。
本作は前回紹介の「Soar」からの3作とは、大きく舵を切った作品。
なんといってもドラムがマーク・ジュリアナになった。
そして、キーボードのジェイソン・リンドナー、
ベースがティム・ルフェーブルと現在にいたる布陣が出来上がったのだ。
もちろんアントニオ・サンチェスのドラムも素晴らしいけど、
ダニーとの相性でいえばマーク・ジュリアナの方がいい。
ダニーのリズム面でのアプローチや奏法が、
いっそう、マークのドラムから刺激を受けて想像力を拡げているのではないか。
このアルバムは、なにかダニーとマーク、
サックスとドラムの一騎打ち的な側面もあってヒリヒリする。
といっても、いつでもダニーの書く曲はキャッチーでカッコいいので、
耳を研ぎ澄まさなくとも楽曲にすぐに引き込まれてしまう。
もんくなしに最高峰の現代ジャズ。
やっぱ、ジャズはテナー・サックスでしょ!というあなたは、
ダニー・マッキャスリンを聴かなきゃです。
Tenor Saxophone – Donny McCaslin
Drums – Mark Guiliana
Electric Bass – Tim Lefebvre
Electric Piano, Piano, Synthesizer – Jason Lindner
Vocals, Synthesizer – David Binney
Donny McCaslin with Tim Lefebvre, Mark Guiliana, Jason Lindner @ 55 Bar NYC
Donny McCaslin – Alpha and Omega (Boards of Canada cover)

- アーティスト: Donny Mccaslin
- 出版社/メーカー: Green Leaf Records
- 発売日: 2012/10/02
- メディア: CD
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