Maria Schneider / Sky Blue / No.0023
マリア・シュナイダー / スカイ・ブルー / 2007年
愛しのマリアをもう一枚。
99年のブラジルへの旅で大きく影響されつくったのがこの作品の前作 「Allegresse」(まだ持っていない)、彼女の中でなにかが吹っ切れた。
私の音楽はダークな陰影を持つものから歓喜に満ちた明るい音楽へと変化しました。
そしてさらに、どこまでも空高く吹っ切れたのが本作だ。
ジャケットもタイトルも、スカッと気持ちよい。
「Sky Blue」は私の作品の中で最も静寂と、繊細さ、優しさをたたえたアルバムだと思います。私は、「Allegresse」以降、常に空気感を求めていましたが、それがある形で完成した作品です。
ホントにアルバムは素晴らしい。
彼女が言うとおり、マリアの世界がまた新たな次元に突入したのがハッキリと分かる作品だ。
どんなシチュエーションでも楽しめるアルバムだけど、
やはり、可能な限り大音量で楽しみたい。
オーケストレーションのすみずみ、そしてソリストの極限。
なんども何度も聴きかえして確認したくなる名盤。
それにしてもなんだ、
スタン・ゲッツのむかしから多くのアーティストがブラジルに魅了されてきた。
メセニー、カート・ローゼンウィンケル、そしてマリア。
そこにはいったい何があるのか、ぜひいってみたいものだ。
Compose, Mix, Producer – Maria Schneider
Accordion – Gary Versace (tracks: 1, 2, 4)
Alto Saxophone, Clarinet, Piccolo Flute, Flute [Alto, Bass], Flute – Charles Pillow
Alto Saxophone, Soprano Saxophone, Clarinet, Flute, Flute [Alto] – Steve Wilson (2)
Baritone Saxophone, Clarinet, Bass Clarinet – Scott Robinson (2)
Bass – Jay Anderson
Bass Trombone, Trombone [Contrabass] – George Flynn (2)
Cajón, Handclaps [Palmas] – Gonzalo Grau (tracks: 2)
Cajón, Handclaps [Palmas], Percussion – Jon Wikan (tracks: 2)
Drums – Clarence Penn
Guitar – Ben Monder
Percussion – Gonzalo Grau (tracks: 4), Jon Wikan (tracks: 3, 4)
Tenor Saxophone, Clarinet – Donny McCaslin
Tenor Saxophone, Flute – Rich Perry
Trombone – Keith O’Quinn, Marshall Gilkes, Ryan Keberle
Trumpet, Flugelhorn – Ingrid Jensen, Jason Carder, Laurie Frink, Tony Kadleck
Vocals – Luciana Souza (tracks: 1, 4)
Maria Schneider – Jazz à Vienne 2008